2018.10.08
『秋のギャッベ展』まであと4日!!
皆様こんにちは!スタッフの宮内です。
早くも『秋のギャッベ展』開催まであと4日となりました!
今回のギャッベ展にはイランから織子さんがやってくるという事で今からドキドキしています。
最近はTV等のメディアでギャッベが取り上げられることもあり、
ギャッベがどんなものか知っている方も増えてきたと思いますが、
今回のブログでは当店で扱っている「ゾランヴァリギャッベ」について紹介したいと思います。
ゾランヴァリ社のギャッベは世界中で出回っている様々なギャッベの中でも最高峰のギャッベで、
世界一のカーペットに贈られる『カーペットオスカー賞』を受賞するなど、
その品質は世界的にも認められています。
当店で扱っているギャッベは、ゾランヴァリ社の物だけなので品質は保証します!
ゾランヴァリ社のマークはギャッベの裏に刻んであります。
ゾランヴァリギャッベには、最高品質を徹底するためいくつものこだわりがあります。
まず一つ目は、
ギャッベを織るのに欠かせない「羊毛」です。
イランの高山の中で生活している羊たちの毛は、
昼と夜の激しい温度差に対応できるよう保温性・吸湿性に優れています。
さらに、そんな上質な毛を寒い冬を越した春先に刈ることで、
たっぷりと油分が含まれた、汚れにくくふわふわの羊毛のみを使うことができます。
そして、その羊毛を手で紡いで糸にしていきます。
紡ぎ、よられることで強靭な糸が出来上がります。
1人が1日150g程しか紡げないため、
このように大量の毛糸を作り上げるだけでも大変な労力です。
そして、2つ目のこだわりは、
ザクロやクルミなどを使った「100%自然の草木染め」です。
およそ30種類もの植物を粉末状にし、それらの染料を組み合わせることによって
およそ180色もの色糸を染め上げていきます。
綺麗な色が出せるということで化学染料を主流に染色していた時期もありましたが、
ゾランヴァリ社創業者のゴラムレザ・ゾランヴァリ氏が伝統的な草木染めへと復活させました。
こちらは、西洋アカネの根っこを使った染料で赤色の色糸を染めている様子です。
染め上がりが綺麗になるように、羊毛と同じ量の染料を入れて
大きな釜で2日ほどかけてじっくりと染めていきます。
染める色によっては、染料を複数使って2度染めを行う場合もあります。
染め上がった色糸は、水洗いした後直射日光に当ててじっくりと乾燥させていきます。
よく「日にあたると色が落ちるんじゃないの?」と質問されますが、
草木で染め上げた色は日光に当たっても落ちることはなく、
徐々に酸化して深みを増した落ち着いた色になっていくんです。
「自然な色は500年経っても悪くならない」とも言われています。
本日はこのへんで。
それでは次回、続きからお伝えします