2019.07.25
ペルシャ絨毯のおはなし
皆様こんにちは!スタッフの宮内です。
今回は、『ヴィンテージ絨毯とキリム展』でも展示している
ペルシャ絨毯についてお話しようと思います。
ペルシャ絨毯は、イランやその周辺の国々で織られている絨毯で、
このように細かい織りや綺麗な模様が特徴的です
ギャッベと同じく、ペルシャ絨毯も手織りの絨毯なので、
裏に糊付けなどはされておらず、通気性がとても良いです。
素材は主にウールとシルクで織られており、
産地によってはシルク100%のものもあります。
このペルシャ絨毯が日本に伝わったのは最近……ではなく、
実は安土桃山時代には既に伝わっていたとされています
有名どころでいうと、豊臣秀吉はペルシャ絨毯をとても気に入り、
羽織っていた陣羽織は、ペルシャ絨毯を裁断して作られていたそうです。
他にも、京都の祇園祭で使われる山鉾には、
17世紀に伝わってきたというペルシャ絨毯が飾りとして用いられています。
昔から日本人はペルシャ絨毯に魅せられていたんですね
また、ペルシャ絨毯の産地であるイランは、
日本と同じく部屋の中では靴を脱いで生活している為、
日本の生活にもスッと馴染んでくれます。
ウールとシルクで丈夫さが違うので、
リビングなどの良く踏まれる場所にはウールのペルシャ、
玄関や客間などにはシルクのペルシャなど、場所によって使い分けするのも良いと思います
ペルシャ絨毯は、写真よりも実際に見て触った時の感動がすごい絨毯だと思います。
今回、かなり大きめのペルシャ絨毯も展示しているので、
ぜひ実際にペルシャ絨毯を見て、その凄さを体感してみて欲しいです