2021.11.25
使い慣れた家具を直す。ということ。 〜7〜
あ、どうも。部長です。 (´・ω・`)
今回は家具を直す。シリーズ7本目になります。
今年は本当に家具の修理のお話、見積もり、お伺いする事が本当に多い一年でした。
色々な家具を見させていただく中でやはり、「いいもの」をお使いされている方々の家具は古びている。というより、味が出ている。と感じます。
打ち傷や擦り傷、塗装の剥げ、下手すると椅子の手すりが欠けていたりする物もあったり。
でも、長年かけてお客様がお使いされたことによって作られてきた「味わい」がその傷一つ一つによって味わいを作っている。
椅子の修理で、椅子の体躯が壊れてしまって体躯のお話をする時に、一緒に椅子の塗り替えのお話をするのも商売としてはお話するべきなのでしょうが、
お客様が何十年と過ごしてきた中で、作られた味わいを消すのがしのびなく、いつも塗装の塗り直しをお話するのを躊躇ってしまいます。
「味わいを楽しむ。」そうなってくれる家具を、これからも1人でも多くのお客様にご提案できればと思っています。
それでは、今回は桐箪笥の修理をご紹介 (´・ω・`)
推定昭和初期〜中期頃の桐箪笥です。
依頼された方のお母様の物で、ずっとどうしようかと悩まれていて、捨てるか。再生するか。そして、当社にご連絡をいただきました。
状態としては、打ち傷や擦り傷は沢山入っていて、裏板や引き出しの底板も隙間が空いていましたが、大きなダメージなどはなく、ずっと室内で保管されていたので、比較的綺麗な状態でした。
偶に倉庫や蔵などで保管されている方から見積もりが来る場合もあって、保管場所によっては湿気によるカビ、虫食いなどがあったりもあります。
後、鳥取ならでは?のお話ですが、私も鳥取に来てからびっくりしたのですが、鳥取でお受けする桐箪笥は基本、引き出しの前板が桐材、側面や引き出し内部が杉材で出来ているのがほとんどです。
私が前にいた地域では桐箪笥は桐材で出来ているのが基本でしたが、杉材が豊富にある鳥取ならではで、地域によって違うんだなぁ、と感じました。
話が長くなりましたが、修理後のお写真もどうぞ |壁|ω・`)
状態も良く、大きな打ち傷などもなかったので、本当に綺麗になったと思います。
先日お客様の家にお持ちさせていただいて、すごく喜んでいただけました。
家具の修理は何時でもお受けしますので、お気軽にお問い合わせ頂けたらと思います。見積もりは無料です。
今日はここまで |壁|ω・`)ノ