2021.09.06
使い慣れた家具を直す。ということ 〜4〜
あ、どうも。部長です。 (´・ω・`)
先日鳥取市のお客様より、小さなチェストを直して欲しいとのご依頼が。
チェストを持ってきていただき、色々と直す箇所などをお話ししながら、最終の値段のお話に。
何とか安く済ませる方法をお話しするうちに、「僕が直しましょうか?」とお伝えした所、「お願いします!!!」との事で、
部長、小さなチェストを修理しました! (`・ω・´) b
お客様自身ももういつから家にあるか、誰が購入したかわからない、推定大正〜昭和初期に製作されたチェストです。
サイズは90センチ程度の大きさ、木の材質はセンダンという材質を使用していました。ぱっと見は欅の木に紛う色と杢目を持った木で、若い時にセンダンを見た時は欅の木と間違えたことを思い出しました (´-ω-`)
よくよく見ると、お客様がいつの時代かに塗られた塗装が施された跡がみえたりと、色々な物が見えながら、早速、修理スタート! (´・ω・`)
大まかな汚れなどは機械を使用して、扉などの細かい所は手作業で。
何十年、もしかしたら100年近く使われていたかもしれないチェストだったので、出来るだけ慎重に、でも、素材はキチンと全て無垢材を使用して製作されていたので、安心もできながら、私自身も楽しみながら作業できました!
そして擦り直しも終了して次は塗装へ。
以前は恐らく漆かなにかを、途中でお客様がニスのようなものを塗られていましたが、今回はオイル塗装で、木の色と質感を最大限に活かした雰囲気に仕上げました!!
そして、修理完了したアフターがこちら (´・ω・`)
自画自賛になってしまうかもしれませんが、綺麗に仕上げる事ができたかな?と、思っています (´-ω-`)b
出来るだけ傷や汚れを除去させていただき、綺麗に。
引き出しの取手や扉のつまみはその当時のままに、金具の状態も良く、新しいものには取り換えず、雰囲気も残しました。
蝶番だけは鉄製で、もうかなり錆も出ていたので、こちらは新しい物に取り替えさせていただきました。
先日、お客様のご自宅にお持ちさせていただきましたが、ご家族皆様に絶賛していただき、本当に綺麗に直せる事ができて良かったと思いました!
H様、これからも世代を超えて、次の世代の方に受け継いでいただけたらと思います!! (`・ω・´) b
今日はここまで。(´・ω・`)